【2022.04.03 追記】
こんにちは!整備士のRedT(@RedT41921)です。
すっかり春めいてきましたね!今週末から播種作業を開始される方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
来週からはぐっと気温も上がりそうで田んぼも乾いてくれば耕うん作業もスタートしますね。しかし、農家さんと話をすると、春は全くやる気が出ない…との声を良く聞きます。
確かに、播種作業や苗箱を並べたり、苗の世話をするのは体力的にも精神的にも辛いものがありますよね。更に今年は追い打ちをかける様に製品や補修部品の値上げが予定されています。
製品の値上げは?
製品の値上げはクボタ、ヤンマー、三菱以外のメーカーは殆どが値上げされています。
イセキも先日6月1日よりほぼ全製品が約3%の値上げをすると発表されました。
その他メーカーはすでに値上げされている物が殆どですが大体10%は値上げされています。10%値上げというと税込み価格に更に消費税をもらうようなものですから昨年と比べてしまうと恐ろしい値段になってしまいます。
【2022.04.03 追記】
先日クボタ製品の値上げが発表されました。
値上げ開始日は令和4年7月1日出荷分からとの事です。
経過措置として
①令和4年6月10日までの受注でクボタの都合により令和4年6月31日までに出荷できないものは、改定前価格を適用。
②受注生産品は令和4年5月10日までの受注について改定前価格を適用。
改定率は下記表の通り。
やはりきてしまいましたね。1~3%の値上げという事で先に発表したイセキに合わせるような改定率となりました。 コンバインの購入検討されている方は早めにご決断された方が良いかと思います。
補修部品の値上げは?
現時点で補修部品の値上げを発表しているメーカーを表にまとめました。
いずれのメーカーも2022年4月1日出荷分からの値上げとなります。
大型農機メーカーではヤンマー以外が値上げとなりました。約3~5%の値上げとなっています。ほんの数カ月前までは値上げの情報は入ってきていなかったので、ここ最近の円安や物価上昇を反映して踏み切ったのではないでしょうか。
そして、小型農機メーカーの値上げ率がかなり高い数字になっています。マメトラ農機に至っては20%の値上げととんでもない値上げ率です。マメトラ農機さんを知らない方も多いかもしれませんが、小型農機の専門会社で管理機や耕運機などが主力製品になっています。
あとは大手小型農機メーカーのやまびこも11%以上の値上げ、秋製品の主力メーカーのサタケも10%値上げ、精米機で有名なカンリウも10%値上げとなっています。
個人的に一番痛いのは自走式草刈機などが主力のオーレックも11%値上げですので、今後は小物農機の修理も更にシビアになっていきそうです。毎回毎回修理見積を作成するのは骨が折れますが…
まとめ
今回は値上げ続報第二弾として再度春の値上げについてまとめました。今回の値上げで今の物価高を吸収しきれるのか疑問は残りますが、とにかく上がるにしても収入も一緒に上がっていってもらわなければいけません。
農家さんだけでは無く色々な業種がこの物価高で苦しんでいるとは思いますが、肥料農薬、資材などなど物の値段が上がると一番苦しい業種は農業だと思います。収入アップやコスト削減の情報があれば私も積極的に発信していきたいと考えています。