【2022.03.23 追記】
こんにちは!整備士のRedT(@RedT41921)です。
すっかり寒くなりいつ雪が降っても不思議ではない時期になりましたね。
私の整備工場では連日除雪機の点検整備で春秋の繁忙期以上にとても忙しい日が続いています。除雪機をお持ちの方で点検に出されていない方は雪が降る前にエンジンの始動確認を必ずして頂くようにお願い致します。
さて、最近のニュースはコロナ(オミクロン株)や生活用品などの値上げなどが話題ですね。コロナの影響も相まって、ここ最近の資源高や人件費の上昇でガソリンや日用品の値上げのペースが速まっている気がします。海外に比べ、物価が上がりずらい日本でも値上げの波は抑えられそうにありません。
今回は、農業機械の値上げについて短めに記事にしたいと思います。
令和4年度の値上げは?
結論から言いますと、現段階の情報では大型農業機械の4メーカー(クボタ、ヤンマー、イセキ、三菱)は値上げする予定は無いとの事です。
更に、上記4メーカーの部品の小売価格も値上げはしないとの事です。
農機具屋さんにとっては製品より部品価格の値上げが一番困りますよね。一昔前は3万円位でなおった修理が今だと5万円を超えてしまう何てのはザラにあります。
小型農業機械メーカーの値上げは?
残念ながら、やまびこや丸山製作所などの小型農業機械メーカーや松山、小橋等の作業機メーカーの製品は値上げするメーカーがあります。平均10%程度の値上げのようです。
こちらは部品に関しても値上げするメーカーが多くあるようです。
値上げのタイミング
値上げのタイミングは来年1月1日からと来年4月1日からの2パターンに分かれています。各社で対応が違うので後日確認しておきます。
値上げはしないが〇〇〇で実質値上げ?
大型農業機械は値上げ予定無しと書きましたが、それは現行機の値上げは無いという事です。
どの業界でもそうだと思いますが農業機械は特にモデルチェンジでの実質値上げがとても多い業界です。
小型農業機械では余りありませんが、大型の機械では当たり前になっていますね。
マイナーチェンジでライトをLEDにしたから+〇万円、ちょっとした自動機能を標準装備で+〇〇万円なんて事が当たり前です。
今までは3~4年程度とそれ程頻繁ではありませんでしたが、今後はもしかしたら1~2年でマイナーチェンジで値上げなんて事もあり得るかもしれません。
まとめ
今年に入り世界全体で猛烈なインフレの波が押し寄せています。予想では来年は更にインフレ(スタグフレーション)が強まると言われています。
農業機械の購入は農家さんの大きな出費になるのですが、現段階で購入や更新を考えている方は値段が上がってしまう前に思い切って今年中に契約だけでもしておいた方が良いかと思います。
肥料や農薬も値上がりしていますが、お米の価格だけは下げ続け来年度もどうなるか不安な状況が続いています。農家さんの収入増大の為にもどうにかコロナが落ち着き宿泊施設や外食産業等でお米の消費が上がってくれる事を願うばかりです。
【追記】
先日、イセキ製品の値上げが発表されました。2022年6月1日よりトラクター、田植機、コンバインを含むほぼ全製品が約3%の値上げとなります。
他の小物メーカーは10%値上げが当たり前の状況なので、果たして3%の値上げで原価が上がった分を吸収出来るのかやや不安ですが、大型機械ですといきなりガツンと値上げするのは難しいのだと思います。
イセキさんが値上げに踏み切った事により、他の大手メーカーも当然値上げしてくるだろうと予想します。今年度はしないにしても来年度は必ず上げてくるでしょう。
購入を考えている方は思い切って今年度中に購入してしまった方が得策かもしれません。