農機具情報局

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田植えの『疎植栽培』ってなに?

最近では田植えの新技術として密苗や密播が広がってきました。

ですが数年前に『疎植栽培』というものが流行ったのを知っていますでしょうか?

今の田植機には標準装備になりましたが苗を37株/1坪で植えるのいうのはかなりの衝撃でした。

ここでは簡単に疎植栽培について解説します。

 

 

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疎植栽培はイセキから始まった

数年ほど前イセキの田植機に突如『37株植え』なる機能が追加されました。

それまでは1坪あたり60株植えからようやく50株植えが主流になる頃だったので業界内はかなりざわつきました。

37株で植えても50株で植えるよりも苗の分けつが増え、茎が太くなるので倒伏にも強くなる為、収量も減らない。風通しも良いので病気にもなりにくい。まさに夢のような栽培技術。

私の地域では流石にすぐに実践される農家さんはいませんでしたが、皆さん大変興味を示されていました。

苗箱の数が約半分で済む

単純に計算して60株から37株になれば苗箱は半分に、そして費用も半分になります。

自分で苗を栽培して植える方はまだ良いのですが、兼業農家の方はほとんどが育苗施設から苗を購入して田植をします。箱処理剤をまいた苗箱だと中々良い金額になってしまいます。

苗箱が半分で済めば、当然田植の時も苗運びや苗継ぎ等の補助の方も負担が軽減しますね。そんな夢の様な新技術ですから試そうという農家さんも徐々に増えてきました。

 

疎植栽培の詳しい説明はこちらから

ヰセキの営農情報|こんな人にお薦めしたい!37株植疎植栽培

 

当然ながらデメリットがある

しかしながら、近年では私の地域では疎植栽培をしている農家さんは余り見かけません。

していても植える品種を限定して疎植栽培を行っています。

理由は水管理の難しさ。熟年の技術がいる水管理は、兼業農家や新規就農者には難しい作業。特に分けつ時の水管理はとても大変。

疎植栽培は慣行栽培よりも適正な分けつにならなければ減収になってしまう。

茎数が多すぎても少なすぎても減収になるし、近年は異常気象もあり天候による影響も受けやすい。寒冷地では更に生育方法が難しくなる。

最近は密苗栽培が流行ってきている

やはりいくらコストが減らせるといっても、減収になってしまえば元も子もありません。

そんな中、ここ数年で密苗栽培なるものが流行ってきました。

密苗栽培についての解説は下のリンクから

【参考記事】密苗(密播)栽培について  カテゴリーの記事一覧 

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