最近時間のある時はこちらのサイトを見ることが多いです。
農業だけでは無く日本経済や地方経済、資源・エネルギーなどありとあらゆるレポートが毎日物凄い数でアップされています。
しかも完全無料なのでどのレポートも読み放題。本好きの方などはこれほど良いサイトは無いと思います。
そしてタイトルの通り、気になったレポートを一つ。
記事の中では鳥取の中古農機具屋さんの話が出ています。海外80カ国以上に輸出しているという凄まじい販売網を持っている会社です。
取扱はトラクターのみで、レポート内の写真をみるとほぼクボタ製のトラクターです。そして気になったのは
同社が輸出しているのは主に中古トラクターで、国内で買い取った中古トラクターのうち、台数ベースで約70%を輸出、残りを国内で販売または中古農機オークションに出品している。主な輸出先はEUで、2018年は輸出全体の約83%がEU向けであったという。
輸出国は東南アジアが圧倒的かと思ったのですが以外にEU向けが多いのに驚きました。
同社が輸出しているのは、30~40年前に製造されたモデルが中心となっている。複雑な最新機能は装備されていないが、その分、作りがシンプルで丈夫、また修理や整備も簡単であるため、現地に出向いてのアフターサービスやメンテナンスは不要という。
写真を見るとL1シリーズっぽいトラクターが見えます。私の地域ではほぼお目にかかる事も無くなってきた型だけどまだまだ沢山あるんですね。
クボタ製なら古い農機具でも部品の供給は可能な物が多いので中古市場でも世界的に人気なのは頷けます。
私も仕事柄中古農機具を扱うのですが、ここ最近は中古トラクターの買取依頼が全くと言っていいほどありません…。
インターネットで検索すると本当に買取業者が増えたなぁと思います。今は離農される方も多くそれなりに台数は出てきますが、今後は中古機の争奪戦がより激化するのは目に見えていますね。
レポートの中古農機具屋さんのように日々の営業努力により他には無い販売網を構築し、買取価格の競争にも負けないような仕組みを作っていかないと、この先生きのこるのは大変ではないかと改めて感じました。